特等席

  • 2017.04.26 Wednesday
  • 23:07

例によってだいぶ前に書きかけていたものを遅ればせながらアップしました。

 

 

ようやく仕事も落ち着いてきた三月末にディアギレフ生誕100年記念特別上映を見た。

TOHOシネマ日本橋は初めてだったけどスクリーンの大きさも座席もゆったりして心地よかった。

パリ・オペラ座というだけでダンサーの名前までは確認出来なかったけど、どのパフォーマンスも素晴らしかった。

上映された四作品の中では一作品だけ知らなかったけどなかなか面白い、というかバレエリュスの中では珍しい?ノーマルな楽しい作品だった。

「牧神の午後への前奏曲」は今観ても衝撃的な作品だと思う。今回改めて背景の美しさにも気がついた。「ペトルーシュカ」は大好きな作品だし、それにしても男性ダンサーがこれだけ主役の作品が多いのもすごい。すごい贅沢な時間を過ごせた。

 

 映像がまるで前から10列くらいのセンターあたりの客席で観ているようなアングルなのも嬉しい。WOWOWなどでも舞台中継はあるけれど、やたらアングルに凝り過ぎて舞台演出を台無しにしてしまいかねないのもある。それに家では画面も小さいし部屋の中は超現実、たとえ家族が外出している時に観ていてもそれだけの時間を雑音等に中断されることなく画面の前に居続けるのは難しい。

だからこうして大きなスクリーンで見ることができる自空間そのものが贅沢。

本物のパリ・オペラ座公演はたしか今年もあったけれど行かなかった。一番安い席種でも1万くらいするし、それでも上野の文化会館の5階のサイド席から見下ろすのが精一杯。それに比べたらこの方が気軽に堪能できる。

それに今回は映画館スタッフの心遣いかバレエファンの常識からか、指定席だったけどパフォーマンスシーンの間に客席を通過する人がなく、僅かなカテコシーンの間に着席。(最初の2演目は短編だけど3作目が始まってから入られた方は座れたのは最後30分位だっただろう。)日頃ライブでもソロコーナーになると腰をかがめることも無くうろちょろしたり立ち止まったりするJのコンサートにうんざりしている身にはこの空間は至福の時だ。

 

 

トニー賞コンサートに想う

  • 2017.04.13 Thursday
  • 22:56

日本で初めてのトニー賞公認コンサートってどんな感じになるのか全く想像できなかった。

 

 多くの観客はWOWOWのドラマのファンでマシュー・モリソンさん目当てみたいだったけど私はしばらくWOWOWとご無沙汰していたのでそのドラマを全く知らなかった。だから「王様と私」のケリー・オハラさんが目当てだった。

席は二階スタンドで近くにカメラがセッティングされてあった。WOWOWの先行枠で取ろうと思ったが、芳雄くんのFC枠と同じ画面になったので既に登録済みのFCのコードから申し込んだけれど、周りは特に芳雄くんファンというわけではなさそうだった。きっとどちらからも先行販売は同じ枠だったのだろう。

席に着いてステージにオーケストラがスタンバイしているのを見て新鮮に驚いた。
 

WOWOWで放送されているので、内容自体をレポする気はない。

 

 海外からの来日公演はほとんどが二軍と言っては失礼だが、トニー賞の候補と対象となるようなスターティング・メンバーではないのが実情。(それでもかなりすごいのだからやっぱり本場の層の厚さは半端じゃない。)それだけにお二人のパフォーマンスは貴重で、観てしまうとやはり最近の日本のミュージカルが物足りなくなってくる。マシューさんの旺盛なサービス精神。日本語も交えて歌ってくれたケリーさん。お二人ともお人柄も素晴らしかった。

 日本側のお二人も頑張ったと思う。いつもは姉御格?のめぐさんが可愛らしい小娘に見えたのも新鮮。芳雄くんは相変わらずのやんちゃ坊主ぶりだった。でも大学時代に「エリザベート」のオーディションを受けた時はこんな感じではなかっただろうか?ナンテ思った。映像やストプレに挑戦する時と違って得意の分野で自分の力を試せたのでは?そしてパッションカズさんともデュエットした「city of Angele」を原語でやり合ったり、「Finding Neverland」、あるいはやりたがっている「オペラ座の怪人」とぶつかって彼自身はどんな手応えを感じたのだろうか。そのあたりの具体的な感想を聴いてみたい。

 あと、感じたのは彼ら二人を除いたら日本側で太刀打ちできる人っているのかな?やっぱり見当たらない。(まあ、新妻聖子ちゃんというパターンもありかな、とは思ったけれど。彼女なら通訳としてはパーフェクトだろうし、久しぶりに芳雄くんと英語でのデュエットも聴いてみたかった。)

先日の「SONGS」で「エリザベート」組が集合した際、芳雄くんは他の三人との年齢のギャップを感じたらしいけれど私はそれ以上に歌唱力のギャップが気になった。(今思えば城田君はトートに見えなかったのではなく、聴こえなかったのかもしれないな。)

 

 オープニングが「南太平洋」。というのも意外だったけれど来日メンバーのお二人が共演した作品でもあることからこの作品のナンバーが歌われたのかもしれない。私が「南太平洋」を観たのは安奈さんが主演した公演を数回観ただけなのにこうして曲が流れると不思議なくらい覚えている。そしてその時の公演で「バリ・ハイ」を歌われたのがペギー葉山さん。彼女の歌で東宝劇場がエキゾチックな空間に一変したのを今でも覚えている。(ご冥福をお祈りいたします。)

 

それ以外にも懐かしい曲の数々。

「回転木馬」や「サウンド・オブ・ミュージック」などロジャース、ハマースタイン二世のナンバーを歌ってくれたのに感激。他にも「雨に歌えば」、「マイ・フェア・レディ」など来日コンビはスタンダードとも言えるミュージカルを歌ってくれたのに対して迎え撃つ日本コンビはせいぜいお決まりの「レミゼ」や「ミス・サイゴン」止まり。

これは日米のミュージカルの歴史の違い、と言うより、ここ数年この二作品や最近の若手の2.5系チックな新作ばかり再演して、それ以前からの名作を日比谷界隈から追い出した東宝の責任も大きいと思う。もちろん、たぶんもはやこの2作品に出ることはないであろう、芳雄くんやめぐさんで聴けたのは貴重で嬉しかったけど。

 

懐かしい名曲を聴きながら私をミュージカルの魅力を教えてくれた安奈さんがこのような場所にいて、その歌声を聴かせてくれたれらどんなに素晴らしかっただろうか、なんてことも感じた。最近は舞台に立つことはなくなったけど、宝塚のOGコンなどではその素晴らしい歌声を聴かせてくれていた。最近は聴く機会が少ないだけに寂しく想う。

 

さくらに想う

  • 2017.04.13 Thursday
  • 22:38

 遅ればせながらだけど、

 

堂本剛くん、お誕生日おめでとうございます。

 

 誕生日を前にした先週末、毎年恒例ともなったみなとみらいの剛桜を見に行った。

 

 

 本当は誕生日に行きたかったけれど仕事人の哀しさ、忙しくて休めなかった。それに天気も選べない。

 

 ということで、今年はひさしぶりに雨の中になってしまった。でもそれもまたいい。さくらは晴れの日だけじゃない。

 

それに横浜駅についてからの雨ってあの春のtankの楽前日だっけ?思い出す。

 

あれ以来毎年通っているけれど、年々廻りの風景も変わってくる。あの時通ったルートがだんだん知らない街になってくる。

 

改めて時間の経過を感じる。

それでもTANK跡地にくると(だいぶスペースが狭くなって廻りも変わったけど)やっぱりあの時のいろんな想いが鮮やかに蘇ってくる。特に私は春、夏、秋の3回ともオーラス外だったから柵から見る景色も懐かしい。原点に帰ったような気分。

 

 

 

 

 そして剛桜。思えば最初の数年は満開のタイミングと外れていたり天気に恵まれなかったりで、か細い桜の木をみてこの先ちゃんと育つのか不安に感じたこともあった。

 

 それがここ数年は遠目にひかないと全部写すことができないくらい立派になって見事に花を満開にさせている。まるでわが子の成長を喜ぶ親のような気分。

 剛くんのキャリアを象徴しているみたい。

 

 私が行った時はジョギングしていたお兄さんが足をとめたり、本格的なカメラを持った男性も写真を撮っていた。(さくらが目当てだったのかしら?)

 

 

 カフェで一休みしてもう一度戻ったらファンらしきグループが固まって記念写真のように撮っていた。毎年思うことだけど、

成長途上の木の根元を踏みつけるのが木にとっていいことなのか、「剛桜」とつけてもらった名札を撮りたいためか、敷地内にちゃんと小さな歩道が用意されているのにもかかわらず土の上をずかずかと入って名札の度アップを撮っている人達を見るたびに残念だなって思う。

 

 剛くんのファンだからといっても誰もがマナーを守れるというわけではないんだよね、やっぱり。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

帰りに中目黒で途中下車。

 

多くの方がぼんぼりの位置をSNSにアップしてくださったおかげですぐに見つけることができました。ありがとうございます。

ぼんぼりだけ見たら近くの橋を渡って駅へUターン。桜よりも人がすごくて醉いそう.....。以前来た時は平日の夜だったせいかもう少し人も少なくて風情があった。お店が多い中目黒よりもJR目黒駅からの方が見応えがある様な気がした。ホームから見えた桜が美しかった。

 

 

 今月に始まった芳雄くんのラジオが二つ。それを聴いていて剛くんを想い浮かべた。

 

 

まずNHKの朗読劇?。「星の王子さま」。私の記憶に間違いがなければ幼稚園の頃、剛くんは星の王子さま役を演じたとか、そんなエピソードを読んだ気がした。

その頃、公園で夕日を眺めるのが好きだと知って(確か二十歳前後の頃、)王子さまと似ているなと感じたのを覚えている。

 現在でも夕日を眺めるのが好きなかしら? でも今は素敵な仲間がたくさんできたから、もうそんなに寂しくはないよね。

 

 

もう一つはシークレットコンサートと称した初のレギュラー番組。最初の生歌が森山直太郎さんの「さくら」。相変わらずの透明感で美しいのだけど、聴いていたら何故かずっと前にライブで剛くんが歌った「さくら」ならぬ「カツラ」を思い出してしまった。

モノマネ風だったかな?歌のうまさと詩の面白さとそのギャップに感動したな。あれもう一度聴きたい、観たいけど音源化映像化されてなかったよね。残念、と久しぶりに思い出した。

 

 

 

 

陥没

  • 2017.03.26 Sunday
  • 17:02

2度観劇するつもりでチケを確保していたけれど、前半のチケットは父の葬儀で無駄になってしまった。

だから観劇は千秋楽の1回のみ。

席がサイドだったので、一部見切れているところがあり、(反対サイドの席でも見えてない部分があったのかわからないけれど)声しか聞こえない部分があったのが残念だった。ただこの席が一番安い席種というわけでもなかったので若干不満は残る。観られなかったチケットの席が二階正面だっただけに残念。

 

「陥没」は今話題のケラさんの作品ということで興味深かったのに加えてテレビ等で名前の売れている人達が出るのも華やかだった。個人的には小池栄子さんはもちろんだけど、瀬戸康史くんが楽しみだった。

 

 セミア色に包まれたプロローグから心惹かれる。舞台というよりスクリーンを観ているような気分。雨の中で希望を語り合う家族。それが一転、まるでドラマのようにオープニングのような音楽とタイトルロールを挟んで舞台が明るくカラフルに。あの雨から3年後、事態は一転。その切り替え、上手いな。

 

 まずテンポがいい。間がいいんだね。まるでミュージカルを観ているような気分。台詞は歌うようにというけれどこういうことなのかな。へたなミュージカルだと話の展開を妨げるからね。最近ストプレを観ているとミュージカルを観ているよりも「音楽」を感じることがあって、残念ながら芳雄くんがミュージカルよりもストプレの比重が多くなるのもわからなくもない。

 

 今やすっかり舞台女優として確固たる地位を築いている小池栄子さん。彼女を初めて認識したのは「正直しんどい」。数回出演してご実家の近辺もロケで行っていたような。剛くんの番組では初めて知ったような方達がその後メキメキ頭角を表していくのを見るのはよくあることで、彼にはやっぱり何かしらのアンテナがあるのかしら?

 前からアンジェリーナ・ジョリーに似た美人だと思っていたけどスタイルもいいから舞台映えがする。台詞もはっきり聞こえる。こういうのってやっぱり大事。特に2幕での本音を吐いてしまうシーンのなど本領発揮?の切り替え。威圧感があるわけではないけれどやっぱり貫禄がある。

 

そしてもう一人。興味があったのは瀬戸康史くん。数年前の大河ドラマで森蘭丸を演じていた時から目を惹いてウエブで検索して

Jじゃないのね、と思った。その後は「グレーテルのかまど」。毎回見られるわけじゃなかったけど弟分キャラが可愛かった。

1度舞台を観に行きたいと思っていたので共演はラッキーだった。この前のドラマでもちらりと芳雄くんと共演していたけど、かつてのデカプリオを思い出させる弟キャラが面白くて可愛くて。やっぱり生の舞台はいいな。

 

いいつもお声はよく聞いている犬山イヌコさんはとってもチャーミングなお母さまを演じていて、「真夏の夜の夢」みたいだったね。でもそんな薬の力がなくても引き寄せられちゃう。

そして生瀬さん。プロローグでは曲者感の予感。1幕では嫌な悪党、2幕で本領発揮。抱腹絶倒だった。

他にも一人ずつあげていたらキリがないほど適材適所。少人数で一人で何役もこなしている方もいてさすが。

 ラストの小池さんの背中は何を語っていたのか、それは観客それぞれの想像でいいのかな。観るたびに感じ方が変わる様な気がする。

「陥没」というタイトルもいろいろ考えるところがある。

 

 千秋楽だけどミュージカルにありがちな、(芳雄くんの出るストプレが比較的あるけど)カテコでの挨拶もまったくなかった。

 

 見切れた部分も含めてもう一回観たかったな、って思うけどテレビカメラが入ったことに期待して待ってよう。

ラストチャンス − ノートルダムの鐘

  • 2017.03.26 Sunday
  • 16:22

 例によって先月の観劇記録。 なかなか観劇記録も書きたいことも追い付かない。

 

 

  最初の「ノートルダムの鐘」のカジモドが海宝くんじゃない時はかなり焦り、残されたチャンスはこの1回になってしまったが、それでもラストチャンスで何とか直人カジモドを観る事ができた。前にも書いたけれど最初はストーリー、演出、歌、すべてを印象づけてしまう。 正直なところ、やっぱり最初に直人くんで観たかった。

 

 それでも四季はほとんど変わらないのが売りだから、キャストの違いに焦点が合ってしまう。

 

 直人カジモドは飯田さんに比べて若い、無垢な感じがする。

 最初は自分の境遇に諦めもあって閉じ込められていた世界に甘んじていた彼が外の世界に飛び出して、外の怖さ、エスメラルダと出会って感情が揺さぶられていく。それが歌の中で感じられて、話す時はしゃがれている声が歌う時は澄んでいるのは彼の心が素直に出ているからだと自然に解釈できたり、1曲1曲がその時の彼の心が歌っていると感じられた。

 カジモドが人間として男として大きく成長(?)、大人になっていくさまを感じる。最後に「友達」と言われて、切ないけど受け入れての抱擁、でも息絶えた彼女を守ってフィーバスにも触れさせない。ここで泣けたのは私の個人的な感傷のせいだろうか。

 エンディングで歪んだ表情と姿勢を戻した海宝くんが汗なのか光線なのか目がキラキラして見えた。

今まで私が観てきた海宝くんとは違う彼がステージにいた。このあとは「レミゼ」だけど、(この勢いで一度でいいと思っていたチケを何枚入手してしまったのだろうか・・・・)はじめて彼のヴォルフガングもありかな、と思えた。(それまでは芳雄くんの後を継ぐとしたら「ウエディング・シンガー」と思っていた。)この役とクリエでの「JB」で雑誌「ミュージカル」のベストテンの男優部門で芳雄くんを押さえて5位にランクインしたけど当然でしょう。

 

 エスメラルダは宮田愛さん。と言っても私の中ではDVDの中で育三郎くんとの「愛していればわかりあえる」のデュエット、そして「ハムレット」での崑ちゃんオフィーリアの友達の印象が強い。彼女が四季に移ってヒロインを手にしてどんなエスメラルダなのかも興味を持って観た。最初に観た岡村さんのそれとは違う温かみを感じるエスメラルダ。踊っている時の手先が綺麗、とか思っていたのだけど、ラストの「サムディ」がいただけなかった。前回は歌詞が引っかかって聴こえたけどもしかしたら歌が硬い?

 特に二人がデュエットした辺りで急速に冷めた。心が揺さぶられなかった。二人の間に情が感じられず、無機質な感じ。もちろん歌は上手い。この二人。、愛し合っているのに最後の夜で朝には処刑されちゃうのだよね?って自分で確認しなけれないねなかった。こんなことはミュージカルを観ていてもそうはない経験。

 残念ながらフロローは前回と同じ方。他のキャストを観て比べてみたかった。

 

 私はこの作品、ディズニーのアニメも全部は見ていないし、原作も読んでいない。だからこの舞台の世界で理解している。時には原作や映画で予習するとマイナスになることもある。だから最近はあまりその手の予習をしないことにしている。

 

 私はこの公演を見ていて、これはフロローの話でもある。聖職者としての彼、男としての彼、兄、伯父としての彼、エスメラルダと出会ってからの彼の心の動きが彼自身を含めて、多くの人間の運命を大きく変えていく。ただの悪党ではない、複雑で自分もそういう選択をするのではないかと思ったりもする人間らしさも感じる。彼の心が大きく動く「地獄の炎」もそうだけど全体的に霞んで見えた。これはこの回の役者さんに限ったことではなく、四季全般に感じること。また機会があれば改めて書こう。

 

 四季を続けて観ているとどうしても感じてしまう限界。入手していた今月(3月)のチケは家の事情で手放した。もう海宝くんが出ないことはわかっていたから諦めはついた。

 

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