STING Live in 武道館

  • 2017.06.09 Friday
  • 21:23

 昨年のKinKiコン以来の武道館。だけど客層は全く違う。中高年男性が「チケット譲ってください」ボードを掲げて立っていたり、外人さんもやっぱり多い。通りすがりに「How much?」とダフ屋に声を掛ける外人さんも。私もヨーロッパではよく現地調達してたなナンテ思い出しながら進んでいたら後方でダフ屋さんが英語で対応していたのでビックリ!観光立国ニッポンはこんなところでも進んでいたのか。同時に思った。JFCがチケット転売対策に本気で取り組んでいるような事例があったけれどあれってあくまでヤフ〇クみたいにネット上でのやり取りの話でしょう?だとしたらもっと巧妙にヤミに隠れたり、ダフ屋行為でさらに高額でのやり取りが多くなっていくような気がする。根本的な解決策ではないよな・・・。 そんなことを考えながら武道館の中へ入る。

 

 

 

 と、今回はなぜか前座付きという珍しいスタイル。トイレに並んでからギリギリで場内に入ったら珍しく?定刻始まりで既に暗く、自分の席を探し出すのも一苦労。しかも私がたどり着いた席には既に誰かが座っていた! 

係員にチケットを見せて場所を確認して先客者に声をかけてもらったけれどその人、自分のチケを探すのに二曲分くらいかかって、一瞬チケなしで入ってきたの?って勘ぐってしまった。どうやら武道館あるあるの列と番号は同じで方角を間違えたみたいで係員がその人を案内していった。前座の時でよかった。

 

 前座は2組で最初の人は一瞬STINGがもう出てる!と思ったけれどそれもそのはず、彼の息子さんだった。声もよく似ている。もう一組はアメリカ、テキサスだっけ?のグループ。最近は洋楽を聴くこともほとんどないので彼らが売れているのか新人なのかもよくわからないけど、こういうライブスタイル久し振りで、キライじゃない。

 セッティングの間に休憩が入るのも珍しい。(というか欧米では当たり前なんだけど)STINGは前にオーケストラと一緒にやった時も休憩はあったな。彼ももうトシだから前座を入れて時間も短いのかなナンテ勝手に推測していた。

 でもいざ始まるとポリス時代の曲からのスタートに場内のボルテージは一気に上がった。日頃は会社の管理職かって感じのオジサン、アラカン(還暦)世代の方が若い人よりもノリとエネルギーがすごい!みんなあの頃に戻っちゃった感じ。前座のメンバーもバックについた。

そんなにMCで喋るタイプじゃないし、それでも日本語をところどころに混ぜて、若い頃のまさに刺すような鋭さから温厚な穏やかな感じになった。

それにしても、STINGはいくつになってもやっぱりかっこいい!

ポリス時代の曲、ソロになってからのヒット曲。私もご無沙汰している間の曲もあって全部知っているわけじゃないけれど彼らしい曲だなって音楽に身を委ねた。照明だけで演出するシンプルなステージングで、それがまた彼の曲を引き立たせた。無駄なものはいらない。「SONG」で剛くんが言っていたよね。自分自身がどれだけできるか的なこと。(ニュアンス微妙に違う・・・)そして観客にも自分を解放して欲しいって。正にそれが武道館にはあった。黄色い声とは程遠いけど、英語なのにkinkiコンよりも歌声も大きく歓声もアンコの拍手も大きかった。私自身も2階スタンドで一人で来ているのに黄色くはないけど、何度も雄たけびを挙げていた。

やっぱりこういうライブいいな。 

本音を言えば始まる前は今回が最後かな、ナンテ思っていた。でもライブが始まったらそんなことはまったく感じなくて、楽しかった。またこんな時間欲しいな。

 

STINGよりちょっと下の世代が、Michaelを初めてとしてWhitney、Prince、そしてまさかのジョージ・マイケルまで余りにも早く逝ってしまって寂しい限りだけど、STINGは彼らの分ももっともっと来日公演やって欲しい!と改めて感じた。

 

 

 

 

 

 

パレード

  • 2017.06.07 Wednesday
  • 22:33

 東京芸術劇場プレイハウスでのミュージカル「パレード」日本初演を観た。

芳雄くんが好きだという曲が入っているミュージカルというのが、最初の出会い。チラシ等で大まかなストーリーだけが予備知識だった。

 入り口で配られる莫大なチラシ等に混ざってこの作品の背景となる当時のアメリカ社会についての解説。南北戦争、そしてアトランタ、「風と共に去りぬ」の時代。

 

 

 (かなりピンボケになってしまったけど大きなパネル)

 

  幕が上がった時の舞台セット、照明等からして印象的で、プロローグと言っていいのか、最初の歌と共に骨太な作品だなと予感させた。ストーリー展開もどうなっていくのかハラハラし、まさかあんな結末になるなんて・・・。

 余談だけど、芳雄くんがいつも歌う曲はどこで出るのかしらと思い、言語の違いとか一人で歌っていることもあるし、ストーリーの中で歌われると芳雄くんで聴いていたのとは全然違う印象。

 

「パッション」以来に歌の後、1幕暗転後でも拍手の起きないミュージカル。あの時は歌とセリフの境目がないようなドラマという感じだったけど、今回は内容が重いし、拍手をするような雰囲気じゃない。

ある意味では心が重くなる作品、キライじゃない。近年の2,5系っぽい、アイドル系の作品、コスチュームプレイがイコールミュージカル的な傾向に危惧を抱いている身としてはこんな作品が上演されることは大歓迎。ぜひともこれからも再演を重ねてほしい。

 

 石丸さんと堀内さんは四季以来の共演ということで往年の四季ファンは涙ものだろう。

石丸さんは今まで私が観た中ではタイプが違うキャラだけど、一番良かった。歌はもちろん安心して聴いていられる。

堀内さんはテレビのコントが印象的だったけどさすがに元劇団四季、歌もしっかりと言葉が伝わってくる。

「MA」のルイ16世が印象的だったせいか気弱な善人のイメージが強い石川禅さんが強い検事でこれが似合っている。最近悪役?も板についている。武田真治さんはもしかしたらトート以来?でもこの方が全然キャラが合っている。この作品の中では一番軽快でちょっと傍観者的な、それだけ冷静で中立的な部分もある。

他にも坂元さん、安崎さん、小野田さん等々アンサンブルまで実力者を揃えている。特にオープニングと裁判のシーン、そしてラストシーンは圧倒された。

さすがにこのような社会派の作品で初演ともなればそれなりのキャストが揃うってことか。

ただ、ひとつだけ、ちょっとだけ、気になったのは知事役の岡村健一さん。グレーのカツラだからそれなりのおトシ、ということだろう。石川禅さんの検事よりも地位が高いし、でも同じようにグレーのカツラの判事、藤木孝さんや新納慎也さんに比べると貫禄が見た目も歌も含めてなかった。ひ弱な知事という設定?岡村さんが特別酷いというわけでもないけれどこれだけのメンツが揃うとどうしても?と感じてしまう。いつも書いているけれど舞台って全体のバランス、それと楽曲のクオリティが大きい。この役、たとえば鈴木壮麻さんだったらどうだろうナンテ勝手に想像したくなった。

 

ストーリー自体に惹きつけられるし、最後が衝撃的だった。

 

 私が観た回は修学旅行か生徒達の集団がロビーで引率の先生から説明を受けていた。彼らはこの作品を、ミュージカルをどう受け止めたのだろうか。

 

結末が分かったうえでもう一度観たい、ぜひ再演してほしい作品。

 

演出はミュージカルは初めてという森新太郎さん。ということは9月の芳雄くんのストプレの演出がまた期待できるってこと。

 

 

あと、「ギャッツビー」の時に書き損ねたけれど、両作品とも全キャストシングルという、当たり前のことが残念ながら近年は特筆すべきこと。

 

 

 

 

 

 

 

 

いろいろ

  • 2017.06.01 Thursday
  • 22:38

 ようやく新しいPCを購入してブログもサクサク進むと思いきや、不具合があったりITオンチゆえ使いこなせなかったり、あげくのはてにせっかくの連休に熱発でダウンするやらで時間の流れに全く追いつかない。

それにしても今年はいろいろありすぎて書こうと思ったテーマが正に走馬灯の如し、で全然追いつかない。

で、思いつくままに書いてみる。

 

 Kinkiの横浜スタジアムでのパーティーは何とか1日分は確保。でも協力して申し込んだ他の人は全滅らしい。

やっぱり競争率高かったのかな。一回でも参加できることに感謝しなくては、そして今の私は当日無事に参加できることを祈るのみ。

 ドラマや特番の企画もぞくぞく発表されたけれど、個人的には当日にラジオの生番組をやってくれないかな、と思っている。

その時間をみんなで共有するという点では一番ふさわしいと思う。

 

 剛くんのフェス出演決定は嬉しい半面、自分が参加出来るかどうかは別問題。オバサンが長時間スペースを確保し続けるイベントに挑む無謀さはベレーの時に痛いほど思い知った。

私には代々木の時のように4.5時間で、席の決まっているようなフェスじゃないと参加は無理。元々私にはそんなに自由になるお金と時間があるわけじゃないから吟味する必要はある。WOWOWとか中継やってくれないかな。

 

 それにウエブを一新した剛くん、ケリーのこれからも気になる。

平安神宮は今年もあると思うし、TANKとかツアーとかあるなら予算も考えなくてはいけない。ここ数年剛くんのステージは年1、2回くらいしか参加できなかったからミュージカル通いもしたけど、本格的に参加できそうな何かがあるならどんぐりの背比べみたいなミュージカルをリピしている場合じゃない。

 

 それにそれに映画もある。情報についていけていないけど、これってムビチケ以外では見れないの?

福田さんは舞台もWOWOWも残念な結果が多いのだけど、映像なら、というか剛くんなら何とかしてくれる。福田さんだって事務所へ直談判したくらい剛くんには期待も、(あるいは神頼み的な部分も)だろう。

チラリと見ただけの映像だけでもうっとりしちゃう。彼の芝居をもっと観たい。映画はもちろんだけど本当は舞台、ミュージカルもやって欲しかった。

かつて「M!」や「キャンディード」を観た時にこれを剛くんが演じたらどうなっていたのだろう、と思ったことか。

 

 そういえば雑誌の対談がきっかけか、芳雄くんと光一さんの交流が明らかになった。

最近届いた会報という名の資源ゴミの中にも芳雄くんの名前が出ていたらしい。先日「ギャツビー」上演中の日生劇場のプリンスロードでも光一さんのことを口にしてSNSで話題になっていた。芳雄くんのことだから神対応だったことは想像つく。

光一さんファンにとっては芳雄くんはそんなにありがたいことなのだろうか。

友人Oさんなどはそれまで芳雄くんを貶しまくっていたのに態度を豹変、「井上さん」と光一さんのコラボを期待している。ファンも光一さんの外部出演を期待していると言っていたけどこれまでの数年間そんなことは聞いたことがない。

一方、芳雄くんファンで光一さんのことで騒いでいるという話はほとんど聞かない。芳雄くんの場合は芝居の種類も共演者もレンジが広いから受け入れるだけでも大変。

 

 前から東宝の舞台に立っているのだから接点があっても全然おかしくはない。でもそれを東宝が意識的に打ち出しているのは、ミュージカルが盛り上がっているとはいっても客席はまだ埋まりきっているわけではない。何年にもわたって劇場を満席にしている光一さんファンはビッグマーケット。

一方、森光子さん亡き後、強力なバックボーンのなくなった光一さんに格を付けるには「M!」父子は最適。初めて「SHOCK」を観に久しぶりに帝劇に入った時と似た感情が浮かんでしまった。もちろん「M!」父子は同じ舞台人として謙虚にも光一さんに対して敬意を感じていることは間違いじゃない、と思う。

何より公私にわたる芳雄くんのアイドル好きはここ数年で嫌というほど味わったので驚くことはない。

でも3人がミュージカル界のトップ会談みたいな扱いには無理がある。あくまでも東宝広報部、ってとこでしょう。だって、肝心のミュージカル界のキングが、四季時代には「ジーザス〜」や「オペラ座の怪人」、東宝では長期にわたって「レミゼ」と「エリザベート」を支えた、あのキングがそこにいない。

 

それに共演と言われても、剛くん同様、「M!」父子が光一さんに合わせてあげることはできるけど光一さんが二人がいるジャンルに入っていくのはやっぱり難しい。彼がスターとして輝いているのは極めてマニアックで閉鎖的な世界の中だけ、少なくとも現状ではそう見える。

 昨年だったかWOWOWでの芳雄くんと嶋田歌穂さんの対談は時間が短すぎるくらい濃かったけれど、その中で演者も観客も、もっと垣根を超えて欲しい、と言う話があった。

 わたし自身は宝塚から始まって四季、東宝、J、それに日本のショービズに絶望させた榊原郁恵の「ピーター・パン」初演すら観ている。海外来日版も観ている。その中で好き嫌いは当然あるし、無意識に心の隅でこの人ここ以外の世界でも通用する?と自問というか疑問を感じたりする。

 四季を観た時もディズニーだから、子供向けだから、と理由をつけて納得しようとするけれど、最近はプリンシパルでも四季も全国の劇場で同時にロングランを続けているから前だったらそのレベルに達していない役者でもキャストになれるのではないだろうかと思っている。もちろん同じことは宝塚、東宝にも言えるけど。

 宝塚にしても前だったらトップスターといえば男役。そのトップが退団しても、ミュージカルで活躍できるのは僅かだった。それが今では娘役が退団後も同じ役を演じミュージカル界で大活躍し、男役はすっかり影が薄くなり、テレビのバラエティーが活躍の場となってしまった。宝塚の場合はその特異性があるから余計にそうなのだけど、マニアックで閉鎖的な世界で活躍している人ほどその外でも通用するするとは限らない。

 そして光一さんはまだその外に出たことがない。自分がやりたいことをストイックに追求するけれど役者として演出家に応える、舞台であれ、映像であれ、たまにバックステージの話になると彼がスタッフに対して強く要求しているシーンを目にすることが多い。これって一般の会社でもずっとエリートだったり社長だった人がいきなり年下の先輩の指示に従うとか精神的に耐えられるのだろうか、なんて心配をしてしまう。

実際のところ、二人の剛、森田剛くんや堂本剛くんのように外部の演出家からオファーが来た、なんて聞いたことがない。

 

 芳雄くんの方がまゆゆを相手にする合わせてくれるのだろうけど、(男同士だから若干難しいし、)芳雄くんがついいつものノリ?で後輩に対するように圧倒的な歌唱力で相手を打ちのめしたりしたら光一さんファンはどうするのだろうか?

やっぱり剛くんに対するようにきばをむいたりするのだろうか?私はしない、と思っている。芳雄くんは外の世界のスターであり、彼のファンの前ではしたない行動はとれないだろう。逆にいえばそれだけ剛くんには甘えているのだと思う。

いずれにしてもお互いのファンのリアクションが怖いもの見たさでもある。

ギャツビー後半

  • 2017.05.30 Tuesday
  • 22:52

  中1週間おいてギャツビー観劇も後半。ラスト1週間で久しぶりの(同じ作品の)マチソワダブルヘッダーを含み3回観た。

一回目は2階席上手前列。さすがにステージが一段と近く感じら、今までとは角度が微妙に違う。

 

今回もネタバレです、といっても、東京公演は終わったので巷ではかなりネタバレになっているか。

 

 

 この作品はいろいろな意味で芳雄くんだからこそ、の作品なのだろうな。

ソロの曲も多く、彼の歌は際立っているし、見せ場も多い。前にも書いたかもしれないけどここ数年では珍しいくらい、スター、役者に比重のかかる作品、演者によって雲泥の差が出ちゃう作品。

 何と言ってもスケール、凄みが増した芳雄くんの歌、とくに「夜明けの約束」に圧倒される。

脚本とか演出とかいろいろあってもラストにあれだけの歌を聴かされたら泣くし、感動するよ。最終的には演者だなって改めて思った。だから作品、というより、それが期待できない主演なら観ない方がいいって思ったりもした。

 それとは別に前半の感想でも書いたけれど彼のプライベートを思い起こさせるシーンもある。歌詞の中でもなぜ「家族」なのだろう?っていつもそこで心に刺さる。

 2幕での一部のファンが興醒めするシーンは宝塚版そのままだからで芳雄くんを意識して書いたセリフではないかもしれないけれど音楽は一新したのだから歌詞は今回用だよね?

 小池先生的には大人に成長した芳雄くん(のプライベート)へのエールなのかもしれないけど、この1年心が揺れ続けているファンにとってはちょっと酷な現実、しかも演者のプライベートを想わせられるシーンに脚色されていることも作品へ共感できない理由になっている。(だいたい、家族なんて勝手に言っているけどパメラにはトムという血のつながった父親が一緒に住んでいてそれを引き離すなんて身勝手だ。)

 1幕、2幕ともに最後に歌う「夜明けの約束」には覚悟を感じる。でも内容が内容だけにプライベートを意識しているのかとも受け取れてしまって・・・2年前に観てたらそんな発想浮かばなかっただろうに、残念。

 5年前のいきさつ、となっているけどもっと前のことみたいに回想シーンでの軍服姿の芳雄くんが若い!ヴォルフガングはもちろん、ルドルフもまだまだいけそう・・・。 

 

 ニックの万里生くんはお見事だったと思う。

 コミカルな部分、ジェイとのやり取り、シャツの雨、時に頭に被ったり、壊れた車にも対応、歌もバラエティーに飛んでいたけどどのシーンにも合っていた。

 中でも気に入ったのはやはりジェイと事故の真相を歌うシーン、作曲家もこの二人なら、と思ったのかもしれない。重要なシーンに相応しい歌でのやり取り。「エリザベート」の悪夢とは関係が全く違うけど、同じように聴きごたえがあった。

もし、再演があるならトートとフランツのようにこの二人の組み合わせは外せない。

 

 デイジーの夢咲ねねさん。最初の頃に比べるとだいぶ良くはなっていた。美しいけれどやっぱり宝塚の娘役って感じが抜けない。演出のせいなのかもしれないけど。

何よりも井上芳雄の相手役としてデュエットするにはまだまだ力不足。「1789」ならこれでも充分だとは思うけど、やっぱりバランスは大事。

 昨年からプログラムを買うのをやめたのでわからないけど、乳母役の方とか、台詞のある女優陣は全員宝塚OGだったのかしら?宝塚を観ているような芝居みたいだった。

だとしたらいっそのこと女優陣を宝塚出身じゃないキャストにしたらこの内容でも少しは宝塚臭さが消えるのかもしれない。
 

 原作にはないラストシーンのデイジーをどう捉えるかは人それぞれだと思うけれど、私は彼との決別と受け止めようと思う。そして原作のイメージとは違って、きっと彼女自身も失ってしまったと受け止めることにした。

 それじゃトムは?

自分の愛人を妻が殺し、その妻を庇った(知らないにせよ)妻の愛人を自分の不倫相手の夫に殺させた・・・どの面さげてあそこにいるの?って感じ。広瀬君も難しいところだよね。しかも運転しているのにあれはお酒だよね。

 ブキャナン夫妻にニックが嫌悪するのはジェイの死後の彼らの態度も含めてだと思ったからあの脚色はなんとも中途半端な感じ。

いずれにせよ冒頭で歌われたようにあの二人は似たもの夫婦、同種族。

 

 そのトムの広瀬くん、若いけれど体格の良さも手伝ってなかなかの貫禄。男っぽさも際立った。

欲を言えばやっぱりまだラブシーンとか、遠慮があるのかな。マートルも映画のちょっとアブナイくらいの感じよりはあっけらかんとした感じで、後半の衝撃に繋がりにくい。そういえばトムの歌は最初のシーンのみでソロはなく、あとはダンスだけだった。

 

 私がいつも泣いた葬儀のシーンで父親が語るデイジーさえも知らない素顔のジェイの一面。ウィルソンの畠中さんも汚い恰好(失礼!)で死の灰を象徴していたし、本間さんのマイヤーの闇の世界の感じも味があった。

 今回はダンスが多く、死の灰とかマフィアなど男優陣のシーンは音楽ともあってかっこよかった。それぞれの場面を音楽が象徴しているのはわかりやすく見ごたえがあった。意外にもアンサンブルも含めて、ダンスの切れとかラインの美しさとか、男優陣の活躍が目立ち、それに比べて女優陣がダンスの切れも感じられず物足りなかった。

 

 あとひとつ、気になったのはセリの使い方。正直使い過ぎ。

私は今回すべて2階席だったこともあり、下の様子、ベビーカーからバイクとかよく見えて若干興醒め。それにシーンが変わってもやたら舞台に大きな穴が開いているのはちょっと危なくてそっちが気になってしまった。

 

 これからもう一度原作を読み直してみようと思うけれど、またどこかで観るか、すぐに再演しそうだから次回の手直しを待つかはこれからの状況しだい。大阪ならマチネを観たあと奈良まで足を延ばしやすい、という誘惑があるけれどこれから剛くんの予定がわかるまでは動けない。久しぶりのこの感覚。キライじゃない。

グレードギャツビー

  • 2017.05.26 Friday
  • 22:56

私にしては珍しく?初日をはずし、数日後に初観劇。

出遅れ気味だったけど1週間の間に2回観劇、座席が全く違うこともあってかカテコでは全く違う感覚だったのも今回の発見。

 

 上演のニュースが飛び込んだ昨年の夏に原作を読み、その後レッドフォード版、デカプリオ版の映像を観たあと、半年以上は空白の状態で臨んだ。宝塚は観ていないけれど、どうやらほとんど書き換えられることなく、音楽だけが一新したらしい。

で、今回に限って言えば、予習をしない方がよかった。

  

 常々思っていた。「エリザベート」や「1789」等海外のミュージカルを宝塚、東宝で演出している小池修一郎という人は宝塚ではオリジナルは書かないのか?と。私が好きだった頃の宝塚といえばオリジナル、というイメージがある。

そして今回の公演は紛れもなく、その答えであり、やっぱり彼は典型的な宝塚の作、演出というクレジットが似合う人だったと認識した。

 

 そして、今回の東宝での男女混合による「宝塚歌劇」が実現できたのは紛れもなく井上芳雄という宝塚の男役のごときスターがいて可能になったのだろうと再認識した。

 前から芳雄くんは宝塚の男役みたいではあった。映像で見た姿月トート相手のルドルフは何の違和感もなかったし、宝塚の番組での”だいもん”との対談も見ているうちにトップと2番手の対談に見えてきて、このトップさんはオフはノーメーク派なのねって自然に受け入れられる自分がいた。

 

 そして同時に、かつては当たり前のように観ていた宝塚を観てもその宝塚らしさが鼻についてしまうくらい私は宝塚が苦手になっているということも痛感した。

残念ながらそれが初見の感想だった。

 

 

 にもかかわらず、数日後の2回目の観劇は後ろだけどほぼ正面。(ちなみに最初は2階サイド)

ストーリーも演出もわかった上で観ているので初日よりもそれなりに慣れて?ストーリーそのものに集中できたこともあるかもしれない。

 自分でも驚いたことにラストシーンで私は泣いていた。

観劇した多くの人が書かれているようにこの作品は芳雄くんが主演した「シェルブールの雨傘」、「二都物語」、それに一人の女性によって人生を狂わされた男という点では「パッション」を彷彿とさせる。そしてそれは原作や映画では感じられなかった小池先生によって脚色された部分ゆえ。

 

 原作や映画から私が描いていたギャツビー象とは違う。けれどそこにある一人の女性を想い続けた人間像はそれなりに納得できたのだろう。

 

 とはいえ、やはり何で東宝で宝塚歌劇を観せられるのかという気分は抜けない。それなら芳雄くんとをゲストに東宝劇場、宝塚大劇場でやればいい。やはり東宝、男女混合でやるならそれに相応しい脚本演出版で観たかった。これならもう再演はやらなくていいと思う。他にも芳雄くんで観たい作品はたくさんあるのだから。

観る前は芳雄君の誕生日に梅芸遠征(そしてその後奈良へ・・・)という案も浮かんだけれどこの内容じゃ行けない。

 

ここからは、ネタバレになるので気をつけてね....

 

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