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- 2022.01.03 Monday
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千秋楽直前で「黒蜥蜴」初観劇。これならリピしたくてもできない、という日程をあえて選んだ。
「黒蜥蜴」の原作は読んでいないし、美輪明宏さんの舞台も観ていない。先入観なしでルヴォー版の「黒蜥蜴」を楽しむつもりだった。でも明智小五郎といえば子供の頃テレビで見た往年の名優、天地茂さんのイメージがぼんやりだけど強くて芳雄くんは全然違うイメージ。
日生劇場の1階席は本当に久しぶり。(S席でも2階になってしまうことが多かった。)ドセンターのブロックではないけれどバルコニー席に比べたら十分正面、と言える位置。オペラグラス要らないかな、という位置だったけどしっかり観たいのでスタンバイ、そして活躍してくれた。振り返って客席全体をなんとなく確認、心なしか2階席が近く感じられた。
オープニングから大勢の出演者が目まぐるしく動き、生演奏に一瞬これミュージカル版だったけ?と錯覚。ドアや衝立、天井が別世界を作り出す。
なんとなく探偵物というイメージがあったけど、物語が進んでいくと全然違う。セリフを聞いていると若いころに数冊読んだ三島由紀夫の世界だなと再認識。成河さんの雨宮と中谷さんの黒蜥蜴が特に三島由紀夫らしいっていうのもおこがましいけど、印象的。
芳雄くんの明智は現代的でスマートな感じがしたけど、中谷さんの黒蜥蜴と共に実際に絡んでいないのに官能的だった。それにしても相変わらず脚長いな、と今更ながら感じ、何と言っても中谷美紀さん、どのドレスも素敵で美しい。姿も声もどんどん変わっていって、それがまた美しい。
芳雄くんもどこかで書いていたけどストプレでこれだけの大劇場って久しぶり。(むかしはストプレ、というより商業演劇で東宝劇場でもやっていたけど)しかもミュージカルでもテープ使っているとこあるのに、生演奏がなんとも贅沢。