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- 2022.01.03 Monday
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最近いろいろあってなかなかブログが進まない。というか時間が足りない、上手く使えない。
それに観劇日記もいろいろな感情がとりとめもなく絡まってうまくまとめられない。
そんな中で先月のこと。クリエ10周年イヤーのオープニングらしい「DLL」を観劇。
あっという間に「ダディロングレッグス」が終わってしまった。
再演が決まった時から楽しみにしていた。厳しい争奪戦の結果、事前に確保したチケットは3回分。いつも日生や帝劇の安い席では觀るけどクリエは未知の友人を誘ったのに残念ながら2枚で申し込んだ抽選が全滅。一度は諦めたけど最初に観たらもっと観たくなってこんないい作品はやっぱり絶対彼女にも観てもらいたいと思って何とか譲ってもらいバラバラの席での観劇を加えて結果4回の観劇。
前回は初めて1回観て感動した作品で細部まで覚えているわけではないけど前回と違うかな、と思う部分はある。でもそれでもこの作品の本質的な良さは変わらない。
観る度に泣き所が微妙に違ったりシンプルな中にいろいろな要素が詰まった作品。ケアードさん演出は今年は確か「ハムレット」に続いて2回目だったと思うけどステージの使い方が独特。観客の想像力を掻き立てる。毎回「チャリティ」では芳雄くんにつられるように泣いていた。
この作品っていろいろな角度で楽しめる。孤児院育ちの女の子のシンデレラストーリー、という楽しみ方をする人が多いのかな。
ある回の観劇の時どこからか次は浦井君と神田沙也加ちゃんかな、という声が聞こえてきたけど、正直そのキャストならきっと私は観ないと思う。
ジルーシャの坂本真綾さんは18歳からの数年間を演じているわけだけど、アカデミックなキャラとその数年間の成長を見事に演じられていて、特に二幕になってからの二人の立場が逆転するようなのも興味深い。
成長したジルーシャとジャービー坊ちゃまののやりとりは絶妙!
芳雄くんはこういう楽が本当に良く似合う。シンデレラストーリーにありがちな王子さまはカッコいいけど必ずしもジャービー坊っちゃまはラスト格好いいわけではない。友人Oさんは関西で今回が初観劇!だったらしい。珍しく褒めて(もしかしたら「SHOCK」のチケットを取ってもらいたくて私にゴマをすっただけかも)井上さんはプリンスよりもこういう役が似合うとコメントしてきたけど「プリンス」ってどういう意味?実際のプリンス役と言えばルドルフとかハムレットしか浮かばないのだけど。
私にとっての楽日は端だけど通路より前でいつもとは違った角度で新鮮。前に数名年配の男性が目についた。なぜ年配と思ったかというと後頭部が弱冠薄目だから。彼らは劇中何度か発せられるセリフをどう受け止めたのか? でもカテコでは率先してスタオベしていた。
一回終わってしまうたびに寂しさもあって。名古屋公演がまだ残っているけどKinKiの東京ドームと重なってしまったから行けない。DVD化も決定しているけれど何よりもこの空気感が好き。芳雄くんがラジオで歌いあげないと言っていたけど、優しくて温かさを感じる空間。こういう時空間ってミュージカルではそうはないし、クリエでも他の作品とは違う。
最後は舞台近くまで行って並べられた書籍やデスク、椅子、チョコレートの箱などを間近で見た。また近いうちに生で観たいな。
もうダディロスで早く再演してほしい。
終演後の日比谷。もうイルミネーションの季節。