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- 2022.01.03 Monday
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18日、オーチャードホールで行われた新妻聖子ちゃんのコンサートへ行った。実は春の渋谷でのチケットも持っていたけど体調不良で会場までたどり着くことが出来ず悔しい思いをしていた。思えばあの頃から我が家の歯車は大きく変わった。
それはともかく、今回はリベンジのつもりで早くからチケを押さえていた。
私は開場ちょっと前に入り口付近に並んだけれどその客層にちょっと驚いた。老若男女、というより年齢高めの男性が多い!中高年のカップルも多かったけれど一人で来ている男性もかなりいるのが意外?だった。もちろん女性シンガーだから男性ファンは多いだろうけれど、それでも日頃彼女が出演しているミュージカルの劇場などでは見かけないタイプの方が圧倒的に多い。
やはりここ1,2年のテレビでの露出が大きいのかな?本人もMCで「関ジャニ」の番組の反響が大きいことは口にしていたけれど、その他にも大河ドラマやバラエティにもたくさん出ているらしい。残念ながら私はほとんどテレビを見ないので観るチャンスは少ない。
10分遅れてスタートしたコンサートはいきなり英語での「ラ・マンチャの男」は驚いた。
このまま全編英語? (幸い、そうではなかった。)
赤いミニ・ドレス姿で登場した聖子ちゃんは彼女自身がブーケに包まれたようで可愛らしい。
やっぱりミュージカル界のプリンセスだよね、声の響き方も半端じゃなく美しい。
カラオケの点数なんていうのは彼女の声の響き方とか表現力、美しさに比べたら全然どうでもいいことに感じられる。
最初のMCで客席に照明をリクエストして満員の客席を堪能した。いつも国際フォーラムや武道館を経験しているけれど複数の歌手でやっているから、一人で2000人を相手にできることに感激していたのが新鮮だった。
クンツェ、リーヴアイのミュージカルコンサートでの挨拶が芳雄くんよりも遥かにしっかりしていて、眉目秀麗、才色兼備を絵に描いたような人、というイメージがあったのだけど屈託がなくはしゃいでいる姿が可愛らしい。
「18才で初めてオーディションを受けてから18年かけてオーチャードまで来ました。」ミュージカルよりも大学よりも先に歌手を目指していたのか、って初めて知った。
デビュー10周年でもあるそうだ。
ミュージカルのコンサートじゃないから知らない曲も多かったけれど、ミュージカルで演じることで、表現力が増すのか、歌手が歌うことで演技にも磨きがかかるのか、「鶏か卵か」ではないけれど、改めて彼女の表現力の素晴らしさと進歩を実感。彼女のミュージカル大活躍だった頃の代表作からの2曲は泣けた。これを聴いちゃうと来月と来年の帝劇で感動できるかしら?
どうもミュージカルを中心に観ている身としてはここ数年はミュージカルでの活躍が前ほどではなくなって、数人でのコンサート中心の活動が目立っていたことに対して物足りなさを感じていたけれど、聖子ちゃん自身にとってはミュージカルよりも歌手としての活動が本望なのかもしれない、そんな想いも感じてちょっと複雑な心境でもあった。
それにしても前半から美しいソプラノをちらつかせてくれたけど、「ピエタ」という曲では「男女二人の歌を一人で歌うからキィも変えなくてはいけないから大変」なんて言っていたのに男性パート?なのに声高い、と思っていたらその後の女性パートになったらさらに高音でびっくり!こんなソプラノを聴いたらやっぱりまた「キャンディード」でクネコンダを演じて欲しくなってしまう。
アンコールではツアーグッズで作りたかったというTシャツに白いロングスカート(ドレスの一部だったのかな?)で本当に可愛らしく、まだまだアイドルとWキャストで娘役をやっても違和感ないです。
そして最後にはWアンコでは「トゥランドット姫」からお馴染みの「誰も寝てはならぬ」を圧巻の歌唱♪♬
スタンディングオベーションの大喝采!
終演後にはアルバム購入者とのサイン会もあるらしい、タフ。
新妻聖子恐るべし!な夜だった。