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    リピしたい理由

    • 2016.04.23 Saturday
    • 22:01
    最初は難しいストプレだし、芳雄くんが主演というわけでもないし、
    アルカディア1.jpg豪華キャストの顔合わせで話題とはいえ、「アルカディア」は個人的にはそれほど期待していたわけではなかった。
    で、1回見終わった時点でもうもっと観たいと思った。
    (といいつつ現時点で+2回立ち見した。)

    ここからはネタばれ。


    200年の時を隔てた人物達が同じ空間(セット)で息づいている。
    19世紀組はもちろん時の流れに沿って展開し、その時代のことを調べる現代組は逆から彼らに何があったのかを追跡する。
    その両者が出会う瞬間、彼らは同じ舞台空間に存在する。
    もちろん彼らは自体が対面するわけではない。過去組にとって現代組は知りもしない存在だ。
    こんなことは映像では出来ない、むしろやればやるほど嘘っぽくなるだろう。舞台の醍醐味とも言える。
    そしてもう一つ、舞台に描かれている、時代や環境の空気を感じ取れるのが舞台の魅力。その点でぞくぞくさせてくれるのが「アルカディア」。
    ファンとしての贔屓目を間引いてもこの手の衣装を身につけた時の芳雄くんは無敵。「メアリー・スチュワート」でエリザベス一世を演じた神野三鈴さんもこの時代の貴婦人の風格と艶っぽさがあって伯爵夫人の色香に溢れている。
    200年の違いがわかり易く、嘘っぽくならない。
     ラストで現代と19世紀がが交錯するところ、現代組も仮装するからただ衣装だけでは混合してしまうけど、芳雄くんのあのオーラは現代とは思えないもの。思わずこの役を芳雄くんがやらなければこの作品は舞台に上がらなかったのではないかとさえ推測してしまう。
      言葉の連続や登場人物の名前と識別に振り回されそうになるけど、難しい方程式とかは読めない漢字を飛ばして読む小説のような感覚でそのドラマの流れに感性を委ねる。そして結末に向かって加速していくような感覚と最後のワルツがただただ、美しくて哀しくて・・・・。
    時が止まったように、否、例え時が流れ過ぎ去ってもその想い達がそこにずっと息づいているようで、カテコでもその余韻に浸っていたい気持ち。
    そして思った。本当にリピしたいのはキャストや演出、ストーリーの変化などではなく、一度読み終わってその余韻に浸りながらさらに自分が見落としたところを確かめるように深く読み重ねたい本のような舞台。

    残るラスト2回に備えて自分なりのチェックポイントを整理しておこう。 さらにネタばれ!


     
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