もう一週間前になるか、日曜日のKinKiの「ブンブブーン」を観た。
これから放送される地域があるからあまりネタばれはしたくないけど、すでにツィッター等で話題になっていた回なので私もなんとなくは知っていた。つまり、剛くんがインフルエンザのためお休みした回だった。ちなみに私は番組を観るまでゲストの篠原さんってシノラーのことだと勘違いしていた。
インフルエンザは私の職場でもいつになく猛威を奮って家族がかかったという同僚もいれば、関わりの深い事務所、最終的には部署のトップまでインフルで1週間休んだ。剛くんもライブをあれだけやっていた間に感染してしまったのだろうか・・・。以前芳雄くんも千秋楽が終わってからかかってしまったことがあったらしいけど、ああいう職業の人は大変だよね。逆に観に行く立場の我々もかかったらせっかく楽しみにしていたのにと思うと体調維持は大変でもある。
でも、番組を観てつくづく思ったのは剛くんがいることが前提で作っている部分が多いなってこと。食べ物に関して言えば舞台中だから生は食べられないのは理解できる。でも好き嫌いで食べられないものが多い?光一さんは自分でも「剛くんがいれば食べてくれるのだけど」って言っていたけど、そんなシーンがこれまでにも多かった。よく家族でもお母さんが倒れると日頃のありがたみがわかるというけどそんな感じだった。もちろん、剛くんにも苦手なものがある。たとえば遊園地のお化け屋敷とか、コースター系。それでも彼の場合はゲストと別れて彼なりの別の面白い何かを提供してくれる。それは「しんどい」などでもそうだった。光一さんの場合はソロは基本的にMCが多くてバラエティというイメージがないからよけいにこんな時はテンションが下がる気がした。
ところで話が変わるけど、先日のラジオをいろいろ聞いていて各番組に合わせて対応した芳雄くんの頭の良さは既に書いたけど同時に、やっぱりただ自分のことを語るのではなく、ミュージカル全体のことをちゃんと把握していて、たとえば複数キャストのことについてもその始まりのことやそれをやる制作側の意図についてもきちんと説明できる。ギャラの件でもアンサンブルのことも含めて全体を語れる。
これだけ芳雄くんが複数キャストについて語っていることは劇場関係者たちの耳にも入っているだろうし、それについて彼らはどう考えているのだろうか?逆にいえばこれだけ言えるのは考えてみれば芳雄くんくらいなものなのかもしれない。
その芳雄くんが複数キャストのことを「公式ライバル出現」と表現したのは面白かったのと、たいてい具体例として「モーツァルト!」を挙げるけど「ミス・サイゴン」についてはほとんど聞かない。それで思ったのはクアトロ・キャストくらいになると誰と比較されているという意識がもはやなくなっているのかな。それってJにおけるユニットと似ている。二人組は常に比較の対象になるけど3人以上だと「公式ライバル」の濃度が薄くなる。
そしてもうひとつ。他の役者さん達で複数キャストになっている方、けっこうそれが常連の方も多いけど、彼らにしてみれば複数キャストに選ばれるだけでも十分という意識があるのかもしれない。自だけのシングルキャストで一カ月公演の主演ができるという自信がないから返って複数キャストに助けられている、だから芳雄くんのようにピリピリはしない、とか。
Jのファンにしてもソロでも十分にやっていけるアイドルのファンはほかのメンバーに対してピリピリするけどそれが無理なメンバーのグループだと仲良さそうなんて言っている。
いずれにしても複数キャストの相手、他のメンバーを堂々と公式ライバルと言えるくらいの人が増えれば業界全体が盛り上がるのだろうな、 ナンテことをふと思った。
そういえば最近芳雄くんも「SHOCK」も観劇されたそうで、でも直後に更新されたブログでも特にコメントはなかったな。Jの人やアイドルとの共演も多いし、たぶんもっと前から観ていると思うけど・・・。