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    八方塞がり

    • 2016.01.23 Saturday
    • 22:41
    数日前に書いてあったものをようやくアップ。

      SMAPの解散騒動はとりあえずは存続と言う形で決着がついたらしい。少なくとも表面上は。
    私はあの番組を実際に見たわけではなく、動画で見た。実際に彼らのコメントを見なかったら、報道だけで判断する人は存続してよかった、で終わるだろう。 事実私が見たニュース番組の中でのインタビューは「よかった」程度のコメントだけをオンエアしていた。でもSNSでは多くの人がそんなにおめでたい気分ではなかったと思う。
    本当に彼らに寄り添ってきた人達は存続しさえすれば、それで満足なのだろうか?
    彼らはこれから先どんな扱いを受けるかわからないけれど、「SMAP」を演じ続けさせられるのだろう。ファンは本当にそれで満足?
    そんな彼らを見て 思い出したのは、本来の自分を殺してイメージを演じ続けなければならないことに心が壊れかけていたかつての剛くん。彼は音楽によって自分を開放し、思うがままに進むような彼に、たとえあの嫌な事務所であって、虐げられるような扱いを受けても、ファンは寄り添っている。
    本音を言えば兄さん達が独立してくれた方がこれから先KinKiも動きやすいかなという期待もあった。
    それに今までは何となく感じていたものを改めてハッキリとこんな状態を見て、知って今までと変わらないと思えるのだろうか 。彼らには今までにも何度か危機はあった。でもそれは彼ら自身の問題で解決してきた。今回は違う。対事務所の問題だった。たまたま1人事務所に残るために解散騒動になったけどみんなで退社だったら名前は変わったとしてもグループは別の表情で存続したかもしれない。不思議なもので一人だけ辞めると脱退として残されたものとして活動して行くのに、一人だけ残ると色合いは全然違った。
     
    それとは別に、個人的に彼らの独立を密かに応援?していたのは現在の職場における自分と重ねていたからだ。
    現在の私の職場はそこそこ大手系の営業所。こんな環境は初めてなので良く分からないけどそんなに真剣に仕事をしなくてものらりくらりとやっていける。だから営業成績が悪くてもなんとかしようという意識もなくだらだらしている連中に囲まれて日々過ごしている。管理できない課長が若い社員の下僕となって半分以上遊んでいるような彼らの言いなり。仕事もしていないで残業代をかすめとっている。そいつのママ気取りの派遣がろくに仕事もできないのに会社のPCでネットショッピングをしている。仕事をしている者がバカをみる。もうこんな状態が数年続いて事態は悪くなる一方いる。
    出来ることなら辞めたいと毎日思っている。もしあと10年若かったら、とかもう少し私のやってきた業界の景気が良ければすぐにでも辞めるのに、とか思ったりもする。だからこそタレントとして価値のある現在のうちに事務所を辞めようとしていた彼らがある意味羨ましいとさえ思っていた。それがこんな形になるなんて、正直気の毒。これからの彼らは現在の私のような扱いを受け、耐え難きを耐えるような日々が続くのか・・・・。

    願わくば今回の件であの母娘の権力が少しでも弱まってくれたら...
    でも不思議なことにSMAPはこれまでにも何度もあった試練を乗り越えてより逞しく輝いた。それが事務所の力で大きくなったグループと違う個々の自力があるグループの強さでKinKiもまたそんなグループだと信じている。




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