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    スターはなかなか生まれない

    • 2015.04.25 Saturday
    • 22:30
      思いつくまま書きためているけどなかなかアップできない日々。これも書き始めたのは先月だったのに。とりあえずアップします。
       犬犬 犬犬犬  犬犬犬犬  犬犬犬犬   犬犬犬  犬犬


     先日「Shock」を観劇するために上京した OさんとDVD鑑賞会をした。観たのは最近購入した「クンツェ&リーヴァイの世界2nd Season」。 私はレベッカは観てないので全て未知の曲。アントワネットは1回しか観てないので記憶にないと思ったけど何となく覚えていたし、芳雄くんがここでしか披露していない曲に興味があった。そういえばこれもその後再演されていないな。二度観ているのに印象が薄い「エリザベート」にパーフェクト「モーツァルト!」からの曲。
      午前中に慌しく観たのでこれについて特に会話は交わさなかった。 けど、これを見ていると改めて東宝ミュージカルの現状を象徴しているように感じる。
    再演を繰り返している「モーツァルト!」と「エリザベート」からの曲が多い。そしてこのコンサートの「トリ」を務めるのが「闇が広がる」。最近のミュージカルファンの間では人気ナンバー1の曲だけど、このパフォーマンスにヒロインは登場しない。
    本来ならエリザベートの曲、あるいはとエリザベートのトートのデュエットがラストを飾るのが相応しい筈なのに、それをさしおいて山口トートと井上ルドルフのパフォーマンスが何よりもふさわしい。この新旧(祐一郎さん、ごめんなさい)二大トップが現在の東宝ミュージカルの看板を背負っていると言っても過言でもないだろう。実際ここ数年私が観たのもほとんどこの二人のどちらかが絡んでいる作品がほとんど。このコンサートには宝塚OBが何人か出演していたけれど正直のところ精彩を欠いている。女性陣で頑張っていたのは本編には出演していなかったり、他の演者の曲ばかり歌っていた新妻聖子ちゃん。(彼女のコンスタンツェも観てみたかったとこの曲を聴いて思った。)
     
      数年前にも東宝のラインナップを見て書いた記事と合致しているが、あらためて女性スター不在の時代を実感。宝塚からもこれといったスターが生まれないし、女性版の井上芳雄も現れない。(そういえば今度「花男」のつくしちゃんをオーディションで決めるらしい。数年前のジュリエットも確かそうだったと思ったけど、やっぱり金の卵が見つからないのが現状ってことなのかな)まぁ、男性にしても追いかける者はそれなりの数いるけどやはりちょっと小粒揃いで、ポスト芳雄候補らしき器も現在は見当たらないのでミュージカル全体のスケールアップはまだ遠いかな。
     
    これは「レ・ミゼラブル」をきっかけに東宝もそれまでのスターシステムから四季のように作品重視の複数キャスト制に転換したことも原因かなと思っていた。私のように宝塚もトップが充実し、東宝もスターが主演するミュージカルを観て育った者はOさんのように「作品ファン」だから演者にケチをつけても観るという発想はない。それに主演する役者にもスター性という注文をつけてしまう。前にも書いたけど、例えば「コーラスライン」や「CATS」のような作品ならともかく、「エリザベート」や「エヴィータ」のようにドラマチックな生き方をしたヒロインには演技力だけでなく、それなりに華を求めてしまう。この人を観る為に行くと思わせる看板スター、これって大事なこと。その典型が現在の東宝の半分近くを埋めているジャニーズ公演。
    ちょっと前までは東宝も四季のようにスターシステムを捨てたからスターが育たないのかなと思ったりもしてこのブログを書き始めたけど、考えてみたら東宝がスターを作り出したという印象がない。宝塚にしてもスターシステムをとっているけどトップスターというポストがあるだけで本当にスターと言える人が、ましてや退団後も舞台で活躍できる人がいるかと言えば大いに疑問。ついでにいうとかつては退団したスターが演じるのは「マイ・フェア・レディ」のような作品で相手役はおじ様系の俳優だたけど、現在東宝には「井上芳雄」という宝塚の舞台に立っても違和感ないのでは?と思しきプリンスがいるから声が低い男役よりもソプラノがしっかりした娘役の方が退団後出世する可能性は広がったのかもしれない。今度の「エリザベート」ってそのいい例になるかも。

      けっきょくのところ、スターと言うのはその人が持ち合わせているもので、上手い人ならいくらでもいるけどスターになるのはそうはいないのかもしれない。 例えばOさんお気に入りの中川くんにしても彼のヴォルフガングは大絶賛を浴びたかもしれない。でもだからといってそれが即スター誕生とはいえない。私は彼がどういういきさつで続投しなかったのかは知らない。彼の意思なのか、東宝の判断なのか、いずれにしても東宝が彼抜きでも大丈夫と考えたことに間違いはない。それは芳雄くんという柱がいるからであって同時に彼と並ぶ、或いは続くスターを求めていながら中川くんはそれには該当しなかったということだと思う。中川くんがその後帝劇、日生クラスで単独のタイトルロールを背負っていないことでもそれはわかる。逆パターンでいうと芳雄くんはルドルフはで文字通りプリンス誕生となったけど、もし別の作品、例えば「ラカージュ~」の市村ママの息子でデビューしていたとしても、プリンスとは呼ばれなかったとしても、やっぱり現在のポジションに上り詰めていたのではないかと思う。あるいは小池先生が超青田買いをしていなかったとしたら、芸大でディズニー好きでCATSになりたかった彼のことだから東宝ではなく、四季を目指し、かつての祐一郎さんみたいに主演デビューしてその分早く退団してやっぱり現在のポジションにいるのではないかと思われる。(個人的には芳雄くんのゲッセマネの祈りも聴いてみたかった。)StarSの後輩二人も芳雄くんの跡を追うような道を辿りつつあるもの上手いけれどスターとしての輝きは鈍い。
    本当にスターと言える人はなかなか出ないし、「StarS」等で ミュージカルに興味をもって足を運ばせても、それに値するものがそこにないと根付かない。私自身はもともと好きだった病が再発したのと芳雄くんの勢いで今劇場に足を運んでいるけど前と同じ理由で遠ざかる可能性も感じたりしている。

    そうそう、その日Oさんは私と別れた後、帝劇近くの喫茶店で時間を潰し「SHOCK」夜の部に備えていた所で例の事故による公演中止を知り、半信半疑で帝劇へ駆けつけ確認したという。前夜観ていた彼女はまだマシな方でその日新幹線で駆けつけて友人は結局観ないままトンボ帰りになってしまったのは気の毒だった。ちなみにOさんはその後楽前のチケを入手してしっかり観ている。つくづく運のいい人だと思う。それにしても事務所の対応はひどい。もっと早い段階で中止のメールを送っていたら無駄に劇場へ足を運ばなくて済んだ人も多かったと思うし、すべて対応は東宝で事務所のHPでは何もなかったかのよう。何かコメントの一つでもあっていいのではないかといつも思う。

     

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