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- 2022.01.03 Monday
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ちょっと前になるけれどラジオで今年の活動として神宮花火大会の話が出た時に、光一さんが予想通り?「外は苦手」と話していた。(ライブ中にも言っていたような気がする)それを聴いた時に本当に正反対な二人と思うと同時に「どや!」で剛くんが語っていたことを思い出した。
「演出に凝るなら中の方が仕掛けもやりやすいし、いろいろなことができる。外でやるとなるとそれよりも自分のスキル、内面で勝負しなければならないから大変だけどやりがいがある。」そんなようなことだったと記憶している。
必ずしもそうとは限らないけれど、例えばマイケルなんぞヨーロッパのスタジアムではラストはロケットをつけて脱出、そして花火!ナンテ演出が東京ドームではできなくて地味な爆発モノになってしまったりもした。
逆に中でも仕掛けよりも自分自身のスキル、内面で勝負できるものもある。
今回の「小喜利」。私は新橋演舞場での1回のみの参加。
事前にあまりレポ等を読んでいなかったし、WSもチェックしきれていなかったので「つよっしー」が出てきた時に何か噂の・・・くらいで新鮮だった。
ラジオで話していた「孤独のこ」、それに演舞場さんに「やっていいんですか?」の件も出てきた。
私が観た日の天の声は藤森さん。今回初登場だそうで剛くんとも7,8年ぶりで(たぶん「堂本兄弟」以来)そんなに親しいわけでもないみたいだった。
お題やその答等はすでに多くの方がつぶやかれ、レポしているので私がいまさらあやふやなことを書いても仕方ない。実際、ちょっと前の席の人はノートを取っておられた。ライブでもたまに見かけるけれどすごいな、と思う反面あれでは記録に追われてご本人の記憶にとどめることができないのでは?と心配してしまう。
観るたびに思うことだけど、この劇場の空間にセットと言っても提灯くらいのシンプル、かつ素朴な小道具だけで、しかも一人、否、正確には二人で2時間以上持たせるのは並大抵のことではない。
天声をやられた芸人さん達が時々ブログ等でそのすさまじさを綴っておられるけれど、実際に同業者の方にはそのすごさが私たちよりも遥かに理解できるのだろう。私でもThinking Timeの時の剛くんの脳を「ためしてガッテン」みたいに調べたら血流とかいろいろな細胞がものすごい活動をしているのではないかと思ってしまう。前にも例えたことがあるけど野球でいえば脳がピッチャー状態で一日2回公演といった日には完投でダブルヘッダー投げ切っちゃったみたいなものだ。しかも連投。あの事務所は日頃派手な仕掛けと肉体労働の公演しか仕切っていないからそれ以外のことは想像もできないのだろうか。
さらに驚いたことに最後の話で剛さんが「これはうけないだろうとわかっていてもあえてそれを出したい衝動との闘いもある」みたいなことを言われたのでびっくり。そんなことまで考えていたのか!
それに今回改めて感じたのは天の声もまた、タフな仕事だということ。Thinking Timeの間をどう埋めるか。だいたいの方が前半に「みなさんも考えてみてください」とか言う。日頃漫才とかTVのバラエティなどでただ喋って騒ぐのとは訳が違う。感性を最大限に研ぎ澄ませてあらゆる展開に対応していくものを内面の引き出しに用意しておく。芸人さんもまた出演するのに勇気がいる。ある意味笑いにおけるファンクセッションみたいなものだ。
これをキンコンの西野さんみたいにある程度気心が知れた相手なら神経もそんなには使わないだろうけれど毎回違う方と接しなければいけないのは別の意味で大変なことだ。
思い起こせば「ミレニアム・SHOCK」で帝劇進出した時は全席完売でも元が取れないという話だったけれど、事務所にしてみればこれはおそらく一番利益率の高い興業なのかもしれない。今回の演舞場は松竹の希望か?
それにしてもラジオもそうだったけど、カウコンのあとの場つなぎと思われた「小喜利」がここまで続いてしかも発展していくと誰が想像しただろうか。剛くんの進む道は険しいけれど限りなく広がっている。