先週からの怒濤の?「KinKi祭り」にはまだまだ全然追い付いてなくて、(把握できてないので)もう少し落ち着いてから書こうと思ってます。
遅ればせながら試験も終わったことだし、と最終日近くに横浜そごう美術館での「ベルサイユのばら」展へ行った。
「ベルばら」は私の人生に大きな影響を与えたと言っても過言ではない。その頃の私は劇画も宝塚も興味がなかった。たまたまクラスで好きな人達がいて盛り上がっていたので興味本位でテレビの劇場中継の再放送を見たのが出会いだった。それから書店へ走り最初は1巻だったのが止まらなくて姉とお金を出し合って数日のうちに全10巻を購入、読破してしまった。
思えばブランクを経て今年検定2級を取ったフランス語を始めたのも、ヨーロッパ最初の地がフランスだったのも「ベルばら」の影響だったかもしれない。
随分前にどこかの美術館においてあったチラシに出ていたスケジュール表で知った時点で行くつもりだったけど、実はそんなに期待していたわけでもなかった。でも雑誌連載時の表紙やポスター等のカラー原画は連載時を知らなかった私には新鮮だった。それに皺やシミがある原紙にいつも美術館で見る絵画と違って当時の、まさかこのような展覧会を開くとは思いもしなかった頃のマンガの位置みたいなものを感じたりもした。それだけにこの作品はやっぱりすごい!と再認識した。
そして展示されている各巻の数ページの原稿がしっかりまだ自分の記憶に残っていることも我ながら驚いた。何しろ残念ながら何十年も前にベルばら全10巻は私の手元にはない。それでも今月の試験勉強よりもずっと記憶に残っている。
そしてもうひとつ、宝塚との出会いでもある。会場に流れていたスクリーンはここ最近ので最初のブームを築き上げた当時のものが無かったのはすごく残念だった。私は1回しか生の舞台は観劇していない。
それも最後の地方公演。
それ以来MJを追って海外へ行ったり、KinKi、剛くんのライブのため遠征する時も十代の頃のエピソードが家族の間で話題になる。
それ以来、劇場に足を運ぶ、ということが身近になり、宝塚からさらにミュージカル、バレエ、洋楽コンサートと広がった。もし、「ベルばら」と出会わなかったら私はどのタイミングで観劇と出会っていたのだろうか・・・?
そんなことを想いながら懐かしい世界を回った。
今回の展覧会を知った時から行くことを決めていた割には格段期待していたわけではなかったけれど、満足な展覧会だった。