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日記・一般 剛くんがカバーした「I LOVE YOU」で遠い昔のエピソードを思い出した。
かつて、派遣先に尾崎ファンの女子社員がいた。残念ながら彼女は(たぶん)自分の好みで相手に接する態度の差が激しくて、私などは完全に存在そのものを無視されていた。一報同じ派遣仲間のことは気に入ったらしく良く話しかけていた。それで彼女が尾崎のFCに入っていることなどを知った。
その頃、尾崎さんの突然の訃報があった。同じように彼女に邪険にされた女子社員などは「いい気味」などと言っていたが、同じようにリスペクトするアーチストを持つ身としては他人事ではなく、「告別式に行かなくていいの?お別れしなくていいの?」そんな想いで、涙を流しながらPCに向かう彼女を見ていた。そして自分にもいつかは来るかもしれない、そんな時のことを漠然と思い描いてみた。自分はその時どうなるのだろうか・・?
そしてそれから10年以上流れて、6月に彼はあまりにも突然に逝ってしまった。私はあまり記念日とかは覚えられないのだけど、第一報を知った朝のことは今でも覚えている。そしてそんな想いを抱いて行った剛くんの初めての薬師寺でのライブの空・・・・。
10年以上の歳月がそのまま私と彼との溝だったし、私自身の環境も世の中も変わったから、私がその昔、漠然と思った「最後の時」とは全く違ったけれど、逆にいえばだからこそ傷はそれでも浅かったのかもしれない。
先日、戦友?、かつてのMJ仲間から手紙が来た。この時期になるとありがちなラジオでの特集番組を知らせてくれた。彼女もかつてのバイタリティに溢れた頃とはだいぶ違う人生を歩んでいるみたい。
私はいろいろな意味で臆病なのか、まだまともに観たり、聴いたりする気になれない。彼が「過去」になっていくのも怖い。
そんなわけで先週、6月26日をごく普通の生活をして過ごした。