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堂本剛 今回のライブで特に気にいっている2曲。
まず、「Say Anything」。
薬師寺でも圧倒されたけれどアルバムに収められた時より、その年のツアーの時よりも遥かにグレードアップしたヴォーカル、音楽に身を委ねて刻むリズムのパフォーマンスは鳥肌ものだった。
オープニングの興奮のメドレーの後、これだけの世界観を作り上げる懐の深さもすごい。(個人的にはこのタイプのバラードにこそ、マイケルを彷彿とさせてしまう。何といってもあの声!)
これをそのまま、来月の国際フォーラムの東京ジャズのステージに乗せたい!そしてそこに集まる耳の肥えたファン達に聴かせたい!って改めて感じた。
そして「Help Me Help Me」。
札幌で初めて聴いた時、あれ?って感じた。タイトルの「Help Me」の部分が「I Love you」になっていたからだ。この曲も久しぶりに聴いたけれど、みんなが汗だくになって踊って跳ねた興奮状態の中、じっくりと語るように言の葉を投げかけた。
初めて聴いた時点でも十二分にその歌唱力を感じさせたけど、さらに上があるのだなって驚かされた。そして彼自身も現在、私たちに投げかけるメッセージは「Help Me」ではなく「I Love You」が
ふさわしいのだろう、と勝手に解釈させてもらった。
こんなパフォーマンスが序章となって、積み重なって前回書いた「これだけの〜」の時の心象風景が生まれたのかもしれない。
そして、アンコールでの、とっても楽しそうな、すごくいい表情で、あの甘いメッセージとキッスをなげてくれるところにかえって彼が進んできた道のりの険しさを感じた。
25日はステージを横から見た感じだからミュージシャンやサポートダンサーさん達の一体感の盛り上がりもはっきり確認できた。
MCで剛くんが「死んでしまったら記憶には残るかもしれないけれど、もう実際に何かをすることはできない」といった内容のことを話した時、私の中にはマイケルが浮かんだ。
「もう一度彼のライブが観たかった!」
これをきっと私は一生背負っていくのだろうな。
「ブルべり」の前だったか、竹ちゃんと剛くんが見合った時にkenkenが弾いたのは「BAD」のイントロと感じたのは私の錯覚?あれでネジが飛んじゃったのか、久しぶりに吠えまくった。たぶん、その昔洋楽ライブ通っていた頃以来だろう。
あんなライブをやられると、これからの大阪へ行けないことがもどかして仕方ない。