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堂本剛 広島でのライブ初日は終演が10時半を過ぎた。
今回の席は前から一桁だけど端だったから近いという印象はそんなにない。FC枠だからか、近くにいわゆるアイドルファンのノリの子がいてさすがに閉口した。何しろ曲とは関係なく剛くんがこちらを向いた時だけ持ち込んだ
のクッションを高々と上げて振り回す。こういう光景を見ると以前何度かメッセージをくれた音楽ファンの方があきれて腕を組んで痛くなる気持ち、わかる。
剛くんは今夜のMCで「剛を独り占めしようという気持ちではない」とファンのことを語っていたが、その子を見ていると残念ながらそれは違う、感じてしまった。
いろいろな話があるけど、オフィス事情でどこまで実現できるかはわからないとも語っていた。何度もうその自分でステージに立ちたくない、と語った。でも皆さんに会えたらまた自分を取り戻せるかも、と思ったりもする、とも。
現在、自分を取り巻くいろいろな問題や中傷も知っていて、それに立ち向かっていこうとするような覚悟、「死のうと思ったけど、死なないでよかった」「あきらめない、殺せない」と繰り返した、最後の歌にも激しさを感じた。
MCでも、朝からスティーブと宮島へ行った話などを織り交ぜながらもやはり彼を取り巻く厳しい状況の中で自分自身を鼓舞するような感じがした。
「ソメイヨシノ」のピアノの音色とスクリーンで桜の花びらが流れる映像に昼間見た原爆ドームとそこで一瞬にして命を奪われた人達の分身が重なった。続く「Love is the key」の
の燈篭流しもその方たちの霊を表しているようでまさに愛こそがこの時代の鍵を握るのかもしれない、そんな気もした夜だった。