プーチンオリンピックの余韻もまだ微かに残っているうちに。
といっても私はほとんど見ていなかった。一番の理由はもちろん時差で観たくてもいつの間にか眠ってしまっていた。それともうひとつの理由は最近取り入れられた種目はそこまで区別してオリンピック種目に入れなくてもいいのでは?と思ったり、ルールもやたら主観的な採点ばかりでやっている選手とは関係なく結果に疑問を残すものばかり。昨年東京オリンピック招致を決定したと同時にレスリングやソフトボールなどが種目に入れるかも厳しい結果を目の当たりにしただけに冬はメダルのバーゲンセール?って感もあったのは私だけか?
テレビ中継も以前からの種目アイスホッケーやクロカン、バイアスロンなどほとんど映さなかったのでオリンピック気分に浸れなかった事も大きい。
それよりもカーリングのほぼ全試合中継?のあおりを食って「日曜美術館」の再放送が無くなったためにシャヴァンヌ展の予習ができなかったこと、開会式に駆り出されたためか?ABTのガラにワシリーエフが休演してしまったことが悔しかった。
とはいえ、今回のオリンピック。改めてメダルよりも大事な感動があったのが印象に残った。私も真央ちゃんのフリーだけはリアルタイムで見た。あのパフォーマンスは感動した。もちろん真央ちゃんのフリーは記憶だけじゃなくて記録にも残る唯一の演技だったと思う。何しろオリンピックでトリプルアクセル、それにあれだけのトリプルジャンプを決めたのは彼女だけで、演技力があるとか色っぽいとかはやがて記憶からも消えていくからね。それだけに最終滑走グループのスコアにはしらけて途中で寝ちゃった。
オリンピックってその2週間だけのことじゃなくてその過程を追って最後のクライマックスを共感するってことなのかなって今回は強く感じた。もちろんハッピーエンドに越したことはないけど、逆にメダルだけがハッピーエンドじゃないってことを再認識した。
W・ヒューストンの「Greatest Love of All」などをBGMにしたいシーンたちが印象に残った。