華やかな舞台

  • 2017.06.20 Tuesday
  • 21:55

 今年のレミぜ観劇初回は30周年スペシャルウィークの最終日。

 

 

意図して希望したわけではなく、好きな組み合わせで観に行ける回で申し込んだ先行抽選でこの回が当選しただけで1000円高いと感じ、スペシャルで何をやるのかなんて考えてもいなかった。

だから間際になって上演時間を調べたら終演後1時間くらいあると知ってビックリ。(実際には15分くらいの休憩を挟んで1時間以上もやった。)

 

場内はこれでもか、という感じでロビーに過去の栄光のパネルの数々。

 

中でもこの広告は覚えがある。  →

 

 当時、日本のミュージカル界に絶望していた私が珍しく興味を持って観ようかなと思ったのがこの新聞広告だった。

 ただ、ふた(キャスト)を開けてみたらそこに安奈淳さんの名前がなかったので初演は観ずに彼女がファンティーヌを演じた再演の時にめて観劇。その時のコゼットが鈴木ほのかさんだった。その時のバルジャンはもちろん、鹿賀さん。彼のジーザスを見損ねてからようやく彼の舞台を観ることができ、(宝塚と違って)男性の声量だけでない、包容力のある歌声に惹かれたのを思い出した。

 

本編終了後、15分の休憩を挟んでスペシャルカーテンコールは始まった。

これまで出演したプリンシパルやアンサンブル、子役たちが舞台に集合して、壮大な歌。(民衆の歌だったっけ?)

 

その後プリンシパル全キャストを紹介。さらに後方にいたアンサンブルを紹介する時に4列くらいあったのを最前列に移動、それが紹介よりも時間がかかった。その回に出演したアンサンブルの名前さえも把握できていないのに出演したことのある方を紹介。それが悪いわけではないけれど、一度アンサンブルで出たくらいの方もこんな晴れがましく紹介されているのに30年でたぶん、最長期間?バルジャンを演じてこられた「ミュージカル界のキング」山口祐一郎さんの姿はなかった。たまたまこの回にいないのではなく、入り口で配布された特別プログラムに名前がなかったのでスペシャルウィーク自体に参加されなかったのだろう。やっぱり降板したときに何かあったのかしら(表向きは病気か何かだったと記憶しているけれど)とか、鹿賀さんの功績を引き立てるために控えたのだろうか、とかいろいろ勘ぐってしまった。

 私の近くにいた若いグループは最近テレビに出まくっている育三郎やレミゼの代名詞、鹿賀さん、歌穂さんでもおざなりの拍手。ここ数年のミュージカルブームで観始めた人たちにとっては舞台上はもはやわけのわからない状態。

 さらに数名にインタビュー、私は以前「レミゼ初演」に関する本を読んだことがあるので、たとえば鳳蘭さんが「宝塚のトップだったのにコゼットをいじめる役」を演じるにあたり周囲ではファンのイメージを壊すからと止める人もいたとか書かれていたのでその辺の苦労を話されたのは再確認できた。

 その一方で岩崎宏美さんが「実は音域が狭いからファルセットで何とかごまかした」という話には驚いた。本の中では安奈さんが落ちた理由のひとつにアルトだからというのもあったので意外だった。最も大きな理由は30歳という年齢制限を超えていたからだろう。30代でもOKなのは汚れ役(だからツレちゃんはOKだった)。鹿賀さんは日本側スタッフがどうしても出演してもらいたがって海外のスタッフにあってもらうという話で国内のオーディションはなかったというエピソードもすでに知っていた。

そうそう、藤田朋子さんがアンサンブルで合格したので、NHKの朝ドラのオーディション受験資格を得たというエピソードも。

 

 さらに海外からのゲストやメッセージ画像、ほとんどが東宝への祝辞。何で観客はこれを見るためにお金を払わされたのかわからない。誰のためのイベントなのだろう。これってお金を観客に見せる価値があると東宝は思っているのだろうか?

 観客はお金を払っているのだからそれに見合うものを提供されるはず。なのに出演経験者の紹介とインタビュー等自画自賛ばかりが目についた。もちろん作者、作曲者がロンドンから駆けつけてのメッセージ、ピアノの生演奏などもあった。(でもリーヴアイさんは初日にいつも来てくださるけど追加料金はないよ)

 

 華やかなセレモニーを見ながらもそのファミリーのごとく共感できなかった。心の中にはここにいないキャスト、別の作品への思いがあった。安奈さんの姿があったら心はそれだけ満たされたかもしれなかった。

 こんなに盛大にやっている作品もあるのに「M!」は15周年でも何もなかった。アッキーが戻ってトリプルキャストで100回くらいやってくれたら、それで芳雄くんが本当に卒業してそれ以降は新キャストで「エリザベート」のようにリニューアル、だったらそれなりに心の整理はつけられたと思う。

でもの何もなかった挙句の来年の中途半端な再演は怒りと絶望しかなかった。

Jでいえば「レミゼ」は嵐、「M!」はKinKi。

 

 たぶん、1時間を超えて全員で「民衆の歌」だっけ(もうわすれかけている)歌った後、拍手は続いていたけどオケの方々も退席していたので席を立った。あれじゃ本編を忘れてしまいそう。

 

肝心の本編についてはまた近いうちに観るので数名キャストが変わるけど、それを含めて書きたいと思う。

 

 

 

 

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