パリの炎

  • 2017.06.20 Tuesday
  • 14:21

 半年ぶりに上野の東京文化会館でボリショイバレエ「パリの炎」を観た。

もちろん?イワン・ワシリーエフが目当て。

以前、テレビで彼の驚異的なジャンプを見せつけられたのがこの作品。その時はガラだったけど今回は全幕もの。(もしかして日本初演?)どんなストーリーかも知らないから作品自体に興味もあった。

 チケットを買ったのは半年以上前、数か所のPGの画面を毎日チェックして、なくなりつつある5階席とにらめっこしながらでのタイミング。本当にバレエのチケット発売は早くて先のスケジュールが読めないから困る。

 

 今月はいつものJやミュージカルの客層とはもちろん、違う雰囲気だけど先週のSTINGの武道館ともまた全然違う。似ているといえば外国人、欧米系の方が多い。ロビーも華やかで洒落た雰囲気を醸し出している。

 

 2幕で休憩入れて約2時間だからバレエの演目としては短い。

プログラムを買わないし、予習もしないので本当に何もわからずワシリーエフはあんまり出ないうちに1幕はなんとなく終わってしまった。久しぶりだからワシリーエフを人違いした?と思ったくらいだけど間違えてはいなかった。

 マリーアントワネットらしきダンサーが現れてたぶんこれはパリの炎ってフランス革命?ってことは想像できた。ルイ16世らしきダンサーは振りはダサめ?だけどスタイルは良かったな。1幕は貴族の世界ってことか。でも最後に革命軍らしき隊列が後方に迫ってくる。

 

 2幕になって民衆のシーン。待ってましたとワシリーエフ。

ここからは一般的なバレエのイメージからはほど遠い客席のボルテージが一気に上がった。とにかくジャンプが半端ない。上から見ていてもわかる高さ!!しかも着地がぶれない!その連続。

最初のジャンプだけで拍手が起こるくらい。何度かパターンが違うそのジャンプのシリーズを決めるたびに、観客の興奮、喝采はSTINGの武道館に近いものがあった。前列の女性ナンテ拍手する手が頭上になっている。ロックコンサートのようなテンションになる。こんなに男性が観に来ているのかと思うくらいで唸るような喝采。まさにショーストッパー。Jでよくネタになる黄色い声とは正反対の、でも迫力が違う歓声は凄かった。

 しかもワシリーエフのすごいところはジャンプだけでなく、ピルエット系でも軸が全くぶれずにコンパスの芯のように一点でくるくる回る彼はスラリとした長身でもないけど、全身がゴムまりみたいで動きがシャープ。女性ダンサーもすごいのに印象が薄くなってしまった。

 

 その他には劇中劇?を踊っていた若い男性ダンサーが脚線美も美しくて目に留まった。(役名がわからないからお名前がわからない。)

 

 2幕で国王夫妻が串刺しにされているシーンを見てたら「MA」を思い出した。恐怖政治。

断頭台に立った恋人の死を嘆く若者(兄)を乗り越えて進む民衆たち。その歩みは強く、特にワシリーエフの大きく見開かれた目は狂気すら感じた。そしてこの先は「二都物語」や「スカピン」の時代に続いていく。

 

 

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